2025年2月20日
【 103万円の壁どうなる? 】
毎年12月に翌年度の税制改正大綱が発表され、3月の国会で承認を得て税制が改正される流れとなっておりますが、皆様、一番気になるのが103万円の壁がどうなるかではないでしょうか。
1.年収103万円の壁とは
主にパートやアルバイトをされている配偶者の年間の給料が103万円を超えることで、下記の影響が出ることをいいます。
・本人に所得税がかかってくる。
・配偶者側で「配偶者控除」が受けられなくなるため、税負担が増える。
2.令和7年税制大綱での変更点
103万円の壁が123万円まで引き上げられる見込みです。
これにより、上記1の心配をせずに働ける方が増えることになります。
また、106万円を超えると社会保険の適用対象となる場合がありますが、
これについても柔軟性を持たせる検討が進められています。
年末になると103万円を超えないようにシフト調整されていた方は、20万円多く働けますので、配偶者が働きやすい環境が整います。
また、103万円を超えたくない従業員を抱えていた法人側も、1人の労働時間が増えますので、パート・アルバイトを増やす必要が減るというメリットがあります。
3月の国会で承認されましたら、あらためて詳細をご案内させていただきます。
